REBIND(新興・再興感染症データバンク事業ナショナル・リポジトリ )下で運用されている「COVID-19に関するレジストリ研究(COVIREGI)」では、多数の医療施設や患者様の協力を得て、日本全国の医療機関に入院された新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の患者さんの情報を収集しています。COVID-19のパンデミックが開始した当初からこれまでの間で、900を超える全国の医療施設から90,000例近い症例をご登録いただき、COVID-19に関する日本で最大級のレジストリとなりました。本レジストリのデータを活用して、COVID-19に関する様々な研究が行われ、数多くの重要な知見が得られてきました。このような知見を皆様にご報告させていただくため、9月15日にシンポジウムを開催し、100名を超える方にご参加いただきました。
第4回目となります今回のシンポジウムでは、過去の流行波での入院病床逼迫と死亡率の関係、デルタ株・オミクロン株流行期における妊婦の臨床的特徴 、死亡の予測因子について、重症度・年齢・流行期別の死亡率、などの成果をご発表いただきました。多くの皆様にご参加いただき、今年もシンポジウムを開催できましたことを心より感謝申し上げます。今後とも、皆様のご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。